ソフトバンク「キッズフォン3」レビュー。実際の使用感や通話料などを紹介します。
はじめに
小2になる娘が子どもたちだけで遊ぶことが増えました(徒歩圏内の公園とか校庭ですが)。 自分は気になりませんが、母親は心配なようです。家族会議の結果、ソフトバンク の「キッズフォン3」を持たせることにしました。購入して使ってみた使用感などを レビューしたいと思います。
キッズフォン3の紹介
公式の製品情報はこちら 。
付属品
本体についてくる付属品はこちら。
ケースは付いてくるので、こだわりがなければ購入する必要はありません。 ちなみに充電器は別売です。 推奨品は急速充電 ACアダプタ SB-AC22-TCPD ですが、結構お高いです… 我が家では親の5V-2.1Aのアンドロイドスマホ用充電器を流用していますが、問題なく使用できています(自己責任でお願いします)。
また最近の電子機器はだいたいそうですが、詳細なマニュアルは入っていないためオンラインマニュアル を参照することになります。
購入方法
ソフトバンクショップで購入可能ですが、店舗で購入すると事務手数料3,850円がかかります (2023年9月16日現在)。公式オンラインショップで購入すると事務手数料は無料です。
※私は最終的にオンラインショップで購入しましたが、検討中に実店舗に相談に行きました。キッズフォンは他のスマホと比べて力を入れていない?のか、スタッフもあまり知識がありませんでした。どうしても店頭で購入しないと安心できない!というひと以外はオンライン購入で全く問題ないと思います。(当然、購入後に店舗で相談をすることはできます。)
できること(機能面)
キッズフォン3でできることです。
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通話
- 登録した連絡先のみに通話できます。
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メール
- テキストメッセージの他、写真、音声が送れます。送り先は登録した連絡先のみです。
- 音声メールは60秒まで。
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カメラ
- 静止画、動画が撮影できます。前面にカメラがあるので、自撮りOK。簡単な加工(テキストやフレーム)もできます。
- 静止画の解像度は1632×3264px,動画は10分まで撮影可能。
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アシストガイド
- 簡単な予定表やTODOを登録できます。TODOを完了するとポイントがたまるので、子供はハマってしまいます…
その他、アラーム・タイマー・ストップウォッチ、ライト、防犯ブザーなどの機能があります。ネットにつなぐことはできません。
できること(管理面)
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利用時間制限
- 利用時間に制限を設けることができます(ロック画面になって、パスワードを入力しないと操作ができない)。ロック中でも電話はかけることができます。
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機能制限
- カメラ、防犯ブザー撮影、歩き操作注意、充電アラートの利用を制限することができます。
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位置ナビ
- GPSで位置検索ができます。有料サービスの位置ナビ に加入する必要があります(¥220/月)。
満足している点
キッズフォン3を使用してみて、満足している点です。
基本料金内でだいたい収まる
公式ページでの料金は
- 基本料金:539円
- 通話料:5分以内無料(ソフトバンクの家族通話は無料)
- MMS通信料:無料
- SMS通信料:送信 3.3円/通(ソフトバンクへは無料) 受信:無料
となっています。我が家は親はワイモバイルのため、通話料、SMSの無料対象ではありませんが、5分以上話すことはありませんし(「帰るよー!」「わかったよー」くらい)、SMSは使わなくてもMMSでメールが使えますので基本料のみです(MMSの説明はこちら )。購入してから4ヶ月経ちますが、基本料金以外にかかったことはありません。メールには画像や音声も添付して送れますが、こちらも料金には関係ありません。
ちなみに実際の請求内容はこんな感じです。
2023年5月-7月(1ヶ月分)
- 基本料:490円
- ユニバーサルサービス料:2円
- 電話リレーサービス料:1円
- 消費税:49円
- 計:542円
基本料金(¥490+消費税=¥539)にユニバーサルサービス料と電話リレーサービス料が追加されています。
位置ナビで現在地確認ができる。
当初の目的の「位置情報の検索」は問題なくできています。位置ナビの設定はこちらの記事 を参考にしてください。設定に関しては結構ハマりました。。
イマイチな点
続いて「イマイチな点」です。事前の調査やカタログ等ではわかりにくいところですね。
アラームが止まらない
知らない間にアラームが「1分」で止まるようになっていました。フームウェアの更新で改善されたかもしれません(調査しましたが、明確な記述はありませんでした)。ちなみにファームウェアのばーじょんは「1.5.0_U」です。(2024年3月1日更新)
アラームをセットすると、止めない限り「永遠に」鳴り続けます。一定時間(3分)とかでとまってくれればいいのですが…(と言うか、普通止まってくれるのでは)。マナーモードになっていて3時間くらい震えっぱなしだったこともあります。ソフトウェアで対応できると思うので、ファームウェアのアップデートで対応してほしいところです。
機能制限がおおざっぱ
機能制限は「カメラ」「防犯ブザー撮影」「歩き操作注意」「充電アラート」の4つですが、子供が使う機能で制限できるのは「カメラ」しかありません。子供がハマってしまう「アシストガイド」「音や壁紙の変更」「写真加工」なども機能制限できるようにしてほしいです。
メール送信数に制限をかけられると嬉しい
面白がって写真やボイスメールが大量に送られてくることがあるので、メール送信数に上限があると良いです。
多少不満点もありますが、概ね満足はしています。
補足説明
MMSメールとは?
MMSは、「~@ymobile.ne.jp」や「~@softbank.ne.jp」などのキャリアメールのアドレスを利用したメッセージサービスです。チャット形式でメッセージのやり取りができ、長文メールや画像付きメールの送受信にも対応しています。 (ワイモバイル公式サイト)
ワイモバイルの説明ではMMSは「キャリアメール」となっていますが、e-mail全般のことだと思われます。私はgmailをMMSとして登録していますが、送受信で料金は発生していません。
メール容量に制限はある?
メールに音声、画像を添付することができますが、キッズフォンで作成したものであれば問題なく送れるようです(音声ファイルは100kb前後、画像は200kb-2Mbくらいのサイズです)。
おわりに
以上、キッズフォン3のレビューでした。月500円強で位置検索とと連絡が取れるので、概ね満足しています。高学年になるまではネットに繋がらない方が親としても安心です。