ミニトマトのわき芽を育てる方法
はじめに
ミニトマトを育てているときに必要な作業「わき芽とり」。栄養を主枝に集中させるために必要な作業です。でもこのわき芽、じつは育てることができます。今回は失敗せずにわき芽を育てる方法を紹介します。
わき芽を育てるメリット
わき芽を育てると以下のようなメリットがあります。
- 苗代が節約できる。
- わき芽を育てても親株と同じように実がなるため、苗を購入する数を減らすことが出きます。(ただし収穫ピークは親株より遅くなります)。
- 時間差で収穫になるため、長期間収穫が楽しめる。
- 親株の生育よりは遅れますが、その分ピークも遅れ、長期間収穫が楽しめます。
失敗しない3つのポイント
ミニトマトのわき芽差しを成功させるポイントは以下の3つです。
1. 10-20cmのわき芽を選ぶ。
小さすぎると失敗しやすいです。10-20cmくらいのわき芽を選びましょう。
2. 水に挿して発根させる。
根がない状態で土に挿してしまうと、水分をうまく吸い上げるコトができずに枯れてしまうことがあります。植える前に根を出しておくと、失敗を防ぐことができます。
3. 最初は明るい日陰で管理する。
初夏の日差しは思っている以上に強力です。これも枯れてしまう原因になるので、根が出てくるまでは明るい日陰で管理するようにしましょう。
実践
実際にやってみると、このような感じになります。
1.わき芽を準備する。
ミニトマトの親株からわき芽を取ってきます。今回は約10cmのわき芽を用意しました。
2.発根させる
紙コップに1cmほど水を張り、わき芽を挿しておきます。明るい日陰で管理します(私は北側の窓のところに置いておきました)。水は毎日取り替えます。
順調にいけば3-4日で根が出てきます。
3 植え付け
根が出てきたら植え付けます。発根していれば、簡単に枯れてしまうこともありません。畑、もしくはプランターに植え付けます。ただし根の量はまだすくないので、1週間程度はこまめに水をあげるようにしましょう。
植え付けから1ヶ月後
5月20日に植え付けたわき芽の1ヶ月後(6月20日)。50cmの草丈になり、1段目に花がつきました。
植え付けから50日後
7月10日の様子。実がつきました。
終わりに
わき芽を育てることで苗代が節約できます。また、収穫期が親株よりも遅くなるため、長く収穫を楽しむことができます。家庭菜園では有効な手段ですので、ぜひやってみてください。