Hugoでブログを始める

Hugoでブログを始める
目次


【はじめに】Hugoでブログをつくる

このブログは「Hugo」という静的サイトジェネレータで作成しています。 ブログを作成するには、

  • ブログサービス(はてなブログなど)
  • WordPress

あたりが一般的だと思います。Hugoは「静的サイトジェネレータ」に分類され、以下のような特徴があります。

  • オフラインで作業できる。
  • 高速なサイトが作れる。
  • セキュリティリスクが低い。

以前(数日で挫折しましたが…)はてなブログは使ったことがあったので、新しいものを使ってみかったというものあります。

ブログ初心者がサイトを立ち上げる方法、ハマったポイントなどを備忘録も兼ねて記事にしておきたいと思います。

Hugoとは?

Hugoは静的サイトジェネレータです。Markdownファイルからブログを作成することができます。マルチプラットフォーム対応で、Windows,Mac,Linuxで使用できます。静的サイトジェネレータのなかでも、ビルドが高速ということで選んでみました。

Hugo公式サイト

コマンド操作がメインになるので、「GUIじゃなきゃダメ」な人には向かないかもしれません。

①Hugoのインストールと初期設定

hugoでブログを作るまでに行う作業は、以下のとおりです。

  • hugoをインストールする。
  • ブログ用のディレクトリ(フォルダ)を作成する。
  • テーマをインストールする。
  • 設定ファイル(config.toml)を準備する。

順に解説していきます。

Hugoのインストール

インストールは公式サイトのInstallationのページに方法が書いてあります。Linux、MacOSはパッケージ管理システムが使用できます。WindowsはZipファイルをダウンロードしてインストールします。

Linux(Ubuntu,Debian系)

パッケージ管理システムのaptコマンドでインストールできます。

$ sudo apt install hugo

Ubuntu22.04ではV0.92.2+extendedがインストールされました。

Windows

公式のGitリポジトリから 「hugo_vvv_windows-xxx64.zip」ファイルをダウンロードします(vvvはバージョン、xxxは[amd]or[arm]) .zipファイルを展開すると「hugo.exe」がありますので、パスの通ったフォルダに移動しておきます。(もしくは展開されたフォルダにパスを通してください)。

MacOS

以下のコマンドでインストールできるようです(Macは使ったことがありません。。)

berew install hugo

ブログ用のディレクトリ作成

まずはブログのディレクトリを作成します。ブログ用のディレクトリを作成したい場所に移動して、以下のコマンドを実行します。

$ hugo new site Blog

これで「Blog」というブログ用のディレクトリが作成されます。

②テーマのインストール

ブログ用ディレクトリにテーマをインストール必要します。テーマは必ず必要です。上級者は自分で作成することも可能なようですが、初心者にはまず不可能ですので、[公式テーマサイト](https://themes.gohugo.io/)からテーマを選んでインストールします。

テーマを選ぶ

公式テーマサイトからテーマを選びます。 テーマ選択はとても重要です。 見た目だけでなく提供されている機能にも違いがあるため、慎重に選びましょう。このサイトではMainroadというテーマを選びました。

※テーマによっては以下の導入方法が異なるかもしれません。各テーマのREADMEファイルを確認してください。

Git cloneでインストール

「git clone」コマンドでテーマファイルをダウンロードします。

$ cd Blog
$ git clone https://github.com/vimux/mainroad.git themes/mainroad

サンプルサイトのデータをコピー

テーマにサンプルがありますので、コピーします。

$ cd themes/mainroad/exampleSite/
$ cp -rf  ~/Blog

③記事を投稿する

ここまでで記事を投稿する準備ができました。記事を投稿するコマンドは`$ hugo new post/xxx.md`です。(xxxは任意の名前をつけてください。)

ブログディレクトリ(この記事では~/Blog)に移動して`hugo new`コマンドを実行します。

$ cd ~/Blog
~/Blog$ hugo new post/samplepage.md

これで「~/Blog/content/post/samplepage.md」が作成されます。

Webページの確認

$ hugo server コマンドで作成したWebページをプレビューできます。

serverを起動後、[localhost:1313]にブラウザでアクセスすると、プレビューが表示されます。

Mainroadサンプルページ

④静的サイトデータの作成

$ hugo server コマンドでwebページに問題がなければ、公開用htmlファイルを作成しましょう。~/Blogフォルダに移動して`hugo`コマンドでWebページのファイルを作成します。 ~/Blog/publicフォルダにWebページのファイルが作成されますので、サーバなどにアップすればブログを公開できます。

$ cd ~/Blug
$ hugo

【おわりに】

今回はページを作成するまでを紹介しました。ただ作ってみるとわかるのですが、いろいろ微妙な点があると思います。次回以降で設定なども紹介していきたいと思います。